女性の薄毛改善について

女性の抜け毛のタイプには円形脱毛症のほかにもびまん性脱毛症、分娩後脱毛症、脂漏性脱毛症等があります。

どの脱毛タイプも見た目に影響しますので、早いうちに治療したいものです。

円形脱毛症の原因はストレスといわれますが、実際にはストレスだけが原因ではないようです。

原因に関しては完全に解明されているわけではありませんが、自己免疫疾患によるものであることが最近の研究でわかってきました。

ウイルスや細菌等を攻撃するはずのリンパ球が毛根を異物と認識して攻撃してしまうからです。

誤って攻撃された毛根は炎症をおこし、結果、毛が抜け落ちてしまうのです。

しかし、そもそもリンパ球が毛根をなぜ攻撃するのかは分かっていません。

ストレスをはじめ不規則な生活習慣や自律神経障害等さまざまな原因が考えられます。

円形脱毛症になった患者さんの悩みは大きいですが、治療には時間がかかる病気でもあります。

診療ガイドライン（指針）にそって根気よく治療を続けることが大切です。

円形脱毛症とは突然髪の毛が一部分抜け落ちる病気です。

男性だけでなく女性でも円形脱毛症で悩む方は多いようです。

その種類は主に以下の４つがあります。

①５００円玉の大きさに１箇所が脱毛する（単発型）

②複数箇所脱毛する（多発型）

③頭髪全体が脱毛する（全頭型）

④髪だけでなく全身の毛が抜ける（汎発型）

また、脱毛する範囲が頭皮全体の２５％未満の場合は軽症、それ以上だと重症に分類されます。

この病気は年齢性別に関係なく見られますが、その原因がはっきりしないことが多く、発症してもすぐには治らないのが特徴です。

円形脱毛症に治療は一般的に長期戦と考えた方がいいでしょう。

多くの場合、気が付けば円形脱毛症になっていますが、３ヶ月ほどで自然に治る（毛が生えてくる）ケースも多いです。

初めてや軽度の脱毛症の場合は３ヶ月ほど様子を見て、それでも毛が生えてこない、または症状が急速に進行している場合は皮膚科で受診するようにしましょう。

治療は診療指針に沿って行なわれ、その方法は年齢や進行状況によって違ってきます。

１６歳以上の進行期の患者さんにはステロイドの塗り育毛法・注射・内服育毛法等を使います。

逆に１６歳未満の患者さんにはステロイドは塗り育毛法のみを使用します。

その他、パルス療法と呼ばれるものや冷却療法、ＰＵＶＡ療法等を組み合わせる治療法があります。

円形脱毛症や抜け毛で悩む女性にとって育毛剤の効果は気になるところですね。

いろんな育毛剤が発売されていますが、

「どの育毛剤が効くの？」「本当に効果があるの？」という質問の声を良く聞きます。

女性用育毛剤の主な効果は、

・頭皮の保湿

・血行促進

・頭皮の炎症を抑える

・アレルギーを出にくくする

等です。

肝心の効果についてですが、個人差があり一概には言えないのが現状です。

毛根（毛母細胞）は頭皮の奥深くにあるため、有効成分の浸透度の高さも育毛剤を選ぶ際のポイントと言えます。

その他選び方のポイントは有効成分がきちんと入っているかどうかです。

ちなみに現在、医学的に発毛効果が認められている成分はミノキシジルです。

初めて使う育毛剤は最初に少量試して、自分の肌にあうことを確かめるようにしましょう。

また、男性と女性では肌質が違いますので女性用育毛剤を使用することをおすすめします。

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